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現在のパソコンで使用されているモニターディスプレイは次の2つに大別される。
CRT(Cathode Ray Tube:ブラウン管)
CRTは、現在の大半のテレビや据え置き型パソコンに使われている、映像を表示するためのデバイスである。(発明者の名前をとってブラウン管ともいう。)CRTはガラス製の真空管で、後端に電子銃が、前面の内側には電子が当たると発光する蛍光体が塗布されている。電子銃に数万ボルトの高電圧をかけると電子がビーム上に飛び出し、蛍光体に当たると発光する。電子銃の前部に配置した偏向ヨークでビームの位置を変え、蛍光体上を順次スキャンしながら電子ビームの強度を変えることによって任意の文字や画像データを描画することができる。
最近ではカラーCRTがほとんどであり、マスクの形状によりシャドーマスク方式とアパーチャグリル方式(S社のトリニトロン管、M社のダイヤモンドトロン管など)、両方の利点を取り入れたクロマクリア管(N社など)に分類される。
アパーチャグリル管の特徴は、注意して見るとテンションワイヤ(横筋)が、17インチで2本、15インチで1本、スクリーンを横切っている。
クロマクリア管と明記されておらず、テンションワイヤが見つからなければシャドーマスク方式の可能性が高い。
LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)
2枚のガラス板の間に液晶を入れ、電圧の変化によって文字や画像を表示させるモニタディスプレイである。ブラウン管を使ったモニタ(CRT)に比べて、薄くて場所をとらず、消費電力も少ないため、ノート型を中心に急速に普及している。
デスクトップパソコン用でも90度回転してタテとヨコが変えられるものや奥行きをとらないコンパクトなものが続々と登場している。
ノートで型は従来の800×600という解像度の限界を破る1024×768表示のものも登場。デスクトップパソコン用のモニタとしても今後主流となるだろう。15インチサイズでCRT型の17インチと同じ広さが表示できる、解像度の高さが特徴である。(解像度は今後ますます向上するだろう。)
LCDは、電流制御の方式により、単純マトリクス液晶(STN:Super-Twisted Nematic、DSTNなど)、アクティブマトリクス液晶(TFT:Thin Film Transistor、MIMなど)に大別される。
前者は、液晶層を挟む2枚のガラス基板に電極を垂直方向と水平方向に格子状に重ね、それぞれの交点を1つの画素としており、構造が比較的単純なため製造コストが安いが、TFT液晶に比べると発色などの点で劣る。
後者は、画素ごとにオン、オフを切り替えるスイッチを配置してあり、STN液晶に比べコントラストが高く視野角が広いがやや高価である。
最近のノート型パソコンで一般的に用いられる液晶ディスプレイは、A4サイズでは、大型(12インチ程度)で高解像度(800×600ドットあるいは1024×768ドット)のTFTが主流になっている。見やすく消費電力も少ない、低温ポリシリコンTFT液晶を搭載したモデルも増えている。
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